オヤの結び目 [イーネオヤ]
ツイッターで、オヤを編むときの進行方向と結び目の大きさの話題が出ていたので実験してみました。カッコ内は日本の書籍で説明されている方向を基準としています。
- 進む方向: 右から左(オヤを編むときの方向)、左から右(ダンテルを編む時の方向)
- 糸を巻く方向: 針の上から見て反時計回り(普通の巻き方)、時計回り(逆回り)
- 糸を巻く回数: 1回、2回
…を変えています。
進む方向: 右から左、糸を巻く方向: 反時計回り
左: 1回巻き
右: 2回巻き
進む方向: 右から左、糸を巻く方向: 時計回り
2回巻き
※1回巻きはほどけてしまって結び目が成立せず
進む方向: 左から右、糸を巻く方向: 反時計回り
左: 1回巻き
右: 2回巻き
進む方向: 左から右、糸を巻く方向: 時計回り
左: 1回巻き
右: 2回巻き
できた結び目
進む方向: 右から左、表側
左から時計回り2回巻き、反時計回り2回巻き、1回巻き(普通のオヤ結び)
※右端はヒモを固定しただけなので無視してください
進む方向: 左から右、表側
左から反時計回り1回巻き(普通のダンテル結び)、2回巻き、時計回り1回巻き、2回巻き
進む方向: 右から左、裏側
左から反時計回り1回巻き、2回巻き、時計回り2回巻き
※これも左端は無視!
進む方向: 左から右、裏側
左から時計回り2巻き、1回巻き、反時計回り2回巻き、1回巻き
写真の撮り方が残念な感じなのですが、糸のねじれなどを整えて見る方向を揃えると、「右から左、反時計回り、1回巻き」(オヤ結び)を左右反転させたものと「左から右、時計回り、2回巻き」はまったく同じです。そして「左から右、反時計回り、1回巻き」(ダンテル結び)を左右反転させたものと「右から左、時計回り、2回巻き」も。反転させているので、実際に編む時には撚りの方向が少し影響するかもしれません。
結び目の大きさは、
「右から左、反時計回り、2回巻き」>
「左から右、反時計回り、2回巻き」>
「右から左、反時計回り、1回巻き」(オヤ結び)=「左から右、時計回り、2回巻き」>
「左から右、反時計回り、1回巻き」(ダンテル結び)=「右から左、時計回り、2回巻き」>
「左から右、時計回り、1回巻き」
の順番です。均等に割り振られているかは別として、2段で1巻き分違います。
とりあえず今分かったのはこれくらい。他にも何か見つかるだろうか…?
今年度もよろしくお願い致しますv(^-^)v←復活しました(汗)
オヤの結び目の解説ありがとうございます♪
ほほう…と読ませて頂きました。
気になる存在のオヤ…でも細糸を今日からスタートさせたので、他の手仕事には浮気は出来ませんが、勉強になります。
また探求したら教えて下さいねm(_ _)m
by ぽとす (2014-04-01 14:15)
ぽとすさん、お久しぶりです (^-^)/
解説ではなく、実験&考察なので、解釈はお好きなように。
細糸作品、楽しみにしてますね!
by くっく (2014-04-01 18:57)